鳥よ - nayuta/凋叶棕.mp3
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[00:00.000] 作曲 : ZUN[00:20.510][00:30.720] この末期においてなお思い出す[00:36.730] 私だけが知っていた鳥の姿を[00:42.730] 遥か遠き空のその何処(いずこ)よりか[00:48.895][00:49.012] 風を従えて舞い降りた[00:54.700][00:54.840] 思えばはじめからお前はきっと[01:00.630] 私を騙そうとしていたのだろう[01:06.500][01:07.020] お前のあの目が悪戯めき笑う[01:12.730] 若き日の私を誘うように[01:18.710][01:18.880] 乞(こ)われるがままにその手を取った——その始まりを悔めようか——嗚呼。[01:30.550][01:31.010] 鳥よ 鳥よ[01:33.710] そは空の何処。[01:36.760][01:37.060] この手引く先私を連れて行く[01:42.600][01:43.120] 鳥よ 鳥よ[01:45.670] 翼持つものよ。[01:48.710][01:48.960] その姿 けして忘れえぬもの[01:54.850][01:54.860] わたしが見上げる限りに お前は空を翔けてゆくのだろう[02:17.230][02:17.540][02:18.810] 流れる時さえも行く末知らず[02:24.600] ならばこの身をして何を知りようか?[02:30.660][02:30.870] お前と過ごした日々のその中に[02:36.730] けして戻らぬ針、刻むことも——[02:42.570][02:42.600] それはきっといつか来(きた)る定めの日[02:48.710] わたしだけがそれを受け入れられずに[02:54.560][02:54.870] お前のあの目が愁(うれ)いに沈む[03:00.740] 若き日の私を拒むように[03:06.350][03:06.860] 乞うこともできずにその手を離した——唐突すぎる終わりのときに——嗚呼。[03:18.350][03:18.970][03:19.070] 鳥よ。鳥よ。[03:21.690] どうか今一度。[03:24.560][03:25.030] 雲のあわい[03:27.460] お前を探せども[03:30.950] 鳥よ。鳥よ。[03:30.960][03:33.770] 翼持つものよ。[03:36.630][03:36.880] その姿 けして二度とは見えず[03:42.920][03:42.930] お前の居ない空は遠く どこか余所余所しいほどに虚(ひろ)く——[03:59.480][04:06.390][04:06.900] 何故お前はと問えども答えなど無く[04:12.970] 徒(いたずら)に時 重ねるまま[04:18.880] お前のほかに誰が翼持つだろう?[04:24.910] たとい私にしか見えぬとて[04:37.310][04:42.430][04:43.030] この期(とき)におよんでこの目に映る——空より舞い降りた幻想(まぼろし)——嗚呼、それは![04:57.570][04:57.920] 鳥よ…鳥よ…[05:00.720] 何故今になって——。[05:03.660][05:03.920] お前の目は[05:06.490] 何も語らぬまま。[05:09.430][05:09.840] 鳥よ…鳥よ…[05:12.460] 翼持つものよ——[05:15.540][05:15.850] その姿 よくぞ再びここに——![05:21.680][05:21.870] 鳥よ!鳥よ![05:24.690] さあ今一度[05:27.620][05:27.980] この手引いて私を連れて行け[05:33.480][05:33.940] 鳥よ!鳥よ![05:36.660] 翼持つものよ![05:39.730][05:40.680] お前を けして離しはしない![05:45.670][05:46.030] その空へと私も行こう いま循環る(空駆け巡る)風となって——[05:57.690][05:57.940] お前が空飛ぶときには 私も傍に居られるようにと——
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