郷愁 - 虻瀬犬.mp3
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[00:00.000] 作词 : 虻瀬犬[00:01.000] 作曲 : 虻瀬犬[00:32.168]三本の電波塔[00:34.656]雄日芝の匂いのする墓石群[00:37.917]胴体だけ見つかった公衆便所[00:41.662]野草園で木の葉を集めよう[00:44.894]RC造の古いアパート(昔付き合った子が住んでた) (その時はまだなにも知らなかった)[00:53.637]小さい教会[00:55.493]武将の墓[00:57.149]谷を通って通学しよう[00:59.791]首が吊られた公園[01:01.992]自転車軍団が発狂して迫ってる[01:05.261]恋をした(あの子の鉛筆を盗んだ)[01:09.241]テレビリポーターに群がる小学生[01:12.281]夕日(家がさいころみたい)[01:15.461]自転車で坂を下る十月は寒い[01:18.773]兄が大怪我をした(何針縫ったんだろうか)[01:23.071]自転車に轢かれたけれど友達の家に行った[01:26.694]怒号[01:28.143]心霊スポットで有名な橋[01:30.958]お化けにあったことがない[01:33.383]蛇の白い皮[01:35.158]狐が通りを歩いてる[01:37.863]二重にかかった虹[01:40.207]燃えた友達の家[01:42.311]遠くに仏像[01:44.022]コンテナヤード[01:45.614]小さい神社の隣にはコンビニがある[01:48.654]どんと祭[01:49.909]独り座って祭りを見る[02:31.048]独り座って祭りを見る[02:34.919]相対的に風を作りだす[02:37.960]車社会は煙草の煙を置いてきぼりにしてる[02:41.889]窓を開ければ耳障りな音楽は入ってこない[02:46.112]桜を見ては惚けた顔になって[02:49.164]まだ赤らみの消えない柔らかな頬が[02:53.297]俺にはあったんだろう[02:58.191]新築の匂い[03:00.071]誰かが階段を上がる音[03:03.017]まだ怖くなかったんだろう[03:05.816]すぐだ、もうすぐ[03:08.626]布団の中で聞き耳を立てるようになる[03:12.560]ヨセフの役をやった小さい子供は[03:15.633]小さい教会の上で沢山の子供たちと鐘を鳴らす[03:21.879]それと同時に遠くの寺でも鐘が鳴るんだ[03:26.735]夜の合図 だったのかなあ[03:30.951]昼間のその街に深い思い出はない[03:34.784]思い出はない[03:37.059]と言うのはとりあえずもう終わりにして[03:40.475]考えないようにしていた記憶達の埃を払ってあげよう[03:45.288]もうそこに厳しさは無いはずだから[03:49.328]ランドセルを橇にして下る[03:52.385]あの子に最近のブームを尋ねる[03:55.849]走った後の吐き気を必死に抑える[03:59.288]明日の天気を鉄塔で確認する[04:03.100]発狂した自転車軍団が坂を登り[04:06.620]露出魔がコートを開く[04:09.562]緑色のレイヤーがかかったような景色と[04:12.432]雪[04:14.472]あの大きい駐車場の大きな木は切り倒されて[04:18.923]切り株に座ってただただ話し続ける[04:22.956]その時間は永遠そのものだった[04:26.811]今だって いつだって そいつと話せるんだ[04:32.028]それはとても嬉しいことだ
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